料理に命を削った女たちのカニ…（レオパレスの隙間から入ってくるやつじゃないやつ）の料理の話、80'sエスパー志望少女と時をかけるストーカーの話、アンドロイドと童顔東洋人研究者の女の話、の３つのSF百合掌編を収録した作品集。とても短い話ばかりだけど…

高校からのくされ縁で、お互い子持ちシングル同士の女性二人を描いた大人百合作品。繊細な線で描かれる顔がいい女×２というだけでもお腹いっぱいなのですが、素直になれない面倒くさい女春日と、天然たらしで緩やかに春日を束縛するみはるの、じれったい関係…

川岸の小説に出会う前、兄が医大に受かったことで親から「これからは自分の好きなように生きていい」と言われ生きる方向性を失った頃の名波の回想と、現在の川岸と名波が温泉旅行に行って互いの偏執的で倒錯した愛をぶつけ合う様を描いた最程第３巻。お互い…

先日発売された「あの娘と目が合うたび私は 社会人百合アンソロジー」でも年の差百合で強烈な印象を残したiruaさんによる、女子中学生と人妻という組み合わせをテーマにしたプレビュー的な内容の同人誌。小悪魔JC×専業主婦、ヤンキーJC×ヒステリック教育ママ…

ボーイッシュ同士の大人、というか若者百合。一見カラッとしてそうなのに、実はもどかしくそしてめんどくさい。早く幸せになってくれという感じなので続きが読みたいですね。 タイトル：キリと、千秋。（１）サークル：相合傘作 家：きさらぎつぐみ（彩之よ…

４月にKADOKAWAから出る「あの娘と目が合うたび私は 社会人百合アンソロジー」にも執筆されているえすえすさんが、昨年末から今年の初めにかけてTwitterで発表された掌編を集めた作品集（BOOTHとKindleにてダウンロード販売）。中学生～社会人まで、コメディ…

いつも行き当たりばったりの愚行を繰り返してきた幼馴染が、お金に困って人間の身体もろごと売ってしまい、脳チップだけを残したネコの姿になってしまう。ＳＦともギャグともホラーともとれるシュールな作品なのに、どこかほっこりする百合要素もある不思議…

タイトル：日曜日、午後１時サークル：犬は魚作 家：あゆ 発 行：2018.2（COMITIA123）備 考： Twitterではお馴染みのあゆさんによるコミティア123発行の創作同人誌。最初は、綺麗だけど怖い印象だった歯医者の受付のお姉さん。しかし何度か通うたび、新たな…

人付き合いが少なく、最低限のバイトだけをしながら怠惰な毎日を送っている十樹子と、本当は好きな男とドライな愛人契約を結んで生活している美和。高校の同級生で一時はよく話す仲だった二人が偶然出会うところから始まり、お互いが心に空いた穴を埋め合い…

漫画同人誌ではなく、すごろくです。プレイヤーの女の子の、学生時代～大人になるまでを追った３パターンのすごろくが入っているのですが、同じ相手との進展をずっと辿っていくものもあれば、いろんな出会いと別れを経るものもあり、漫画のようにストーリー…

プライベートで百合漫画を描いている会社員・清水が、会社の同僚・前川に百合同人誌を売っているところを見られるところから始まる社会人オタク百合。ただの明るい子だと思われていた前川だが実は隠している過去があり……。じりじりと進んでいく百合要素もた…

宇宙飛行士と異星の生命体（物質？）のSF百合。コミティアの見本誌コーナーで読んで急いで買いに行ったものの、すでに閉場寸前で撤収済みだったため私は買えてないのですが、Twitterの感想がとても参考になるものばかりなので、そちらを見ていただければと思…

「怪しい人だと思ってたけど、不安をまぎらわすにはうってつけだった」うまくいかない生活を送っていた若い女性やまだは、ひょんなことから、エキセントリックな女性、のたにと知り合い、つるむようになる。常に死を意識して突っ走るのたにに一歩引きながら…

１巻の紹介記事はこちら。 前回コミティアで１巻が発表されるや否や大きな反響を起こした大学生百合作品。更に最悪な感じの新キャラも登場しての第２巻。川岸と名波の歪な愛の形、川岸の過去を知る（性犯罪的な意味で）危険な新キャラ灯、川岸のこじらせた中…

R-18本です。売れっ子AV嬢・ことねとNo.1ソープ嬢・杏奈。最初はことねのことを蔑視していた杏奈だったが、押しの強いことねに体を許すうちに、徐々に感情に変化が現れていく。「普通の女の子」じゃない二人による普通じゃない百合。続き、続きをください・…

コミティア122の百合島以外で見つけた百合作品。たったの８ページですが、とてもビターな余韻が残る作品です。ファンティアにて読めるようです。 タイトル：シガレットサークル：戌の日作 家：遠野いぬのひ＝あおすま 発 行：2017.11（COMITIA122）備 考： …

私が衝撃を受け、ここを立ち上げるきっかけにもなった一作です。最悪かつどこか頭のネジが狂っているオタクJD達のキャラクターが何故だかどうしようもなく愛らしい。発表後の反響も大きく、増刷しても瞬速で売り切れたり、ファンアートが描かれたり（高野雀…